ウーピー・ゴールドバーグのJustice Democratsについての見当外れな発言

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既存の政治勢力に対する不満の声が世界各地で起こっています。庶民の声を反映してくれない、左右の政党どちらも金持ちの味方しかしない、金権政治だ……。

そこで、もっと人々の声に耳を傾ける人を政界に送り込み、「私たちのための」政治をしてもらおうという運動があります。アメリカでは、Justice Democratsという運動が2018年の中間選挙から本格的に始まりました。

ところが、ウーピー・ゴールドバーグがJustice Democratsに対して誤ったコメントをしてしまいました。ウーピーは元々女優ですが、最近はテレビのコメンテーターが主な仕事です。

独立系ニュースTYTからの動画紹介です。

Whoopi Goldberg Attacks Justice Democrats

Justice Democratsとは企業からの献金を受け取る議員を一掃し民主党を改革するキャンペーンです(訳すと「正義の民主党」)。元々は共和党が企業寄り、民主党が庶民寄りの政党でしたが、近年はあまり違いがなくなってしまっていました。

今のアメリカの政治では一部の裕福な個人や企業の利益(既得権益層)が優遇されています。それは、企業や裕福な個人にとって都合が良い政策を行う議員に政治献金が集中するためです。

この現状を打破するため新たな、企業献金を受けない議員を国民の手で選ぼうというキャンペーンです。運動の発起人は独立系ニュースメディアを立ち上げたジェンク・ユーガーとカイル・クリンスキーなどです。大量献金を受けて既得権益層におもねる議員ではなく、有権者の声に誠実に応える議員を選出するのが目的で、金権政治を止める運動です。

下院で最年少当選を果たしたアレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員もJustice Democratsの一員です。 この運動は2016年の大統領選でバーニー・サンダース候補を躍進させた運動に端を発します。バーニー候補は個人献金で政治資金を捻出し、一時は大統領選でヒラリー・クリントン候補を圧倒するほどの勢いがありました。政策としては、最低賃金引き上げや高等教育の学費無償化、プロチョイス(妊娠中絶合法化の維持)、インフラ整備、DACA制度の継続などを掲げ、あらゆる人種の青年層の支持を多く得ました。

前置きが長くなりましたが、今回はコルテス議員たちが再生可能エネルギーの予算拡充を求め、古参議員ナンシー・ペロシの下院議長就任に反対したニュースに触れ、ウーピー・ゴールドバーグが見当違いの発言をしています。

"Never Nancy" Movement Ageist/Sexist? | The View

「この正義の民主党だかなんだかよくわからない人たち。まだ新米議員なんだから古参議員を敬いなさい。この国のために25年30年民主党を牽引してきたペロシ議員やダイアン・ファインスタイン議員なのよ。年寄りだから退けなんて失礼よ。もっと学んで経験を積んでから来なさい。」

年寄りだから退けとは誰も発言していません。実際、Justice Democratsたちは大統領選でバーニー・サンダース議員を応援していました。彼は77歳です。年齢が理由でペロシ議員(78歳)の議長就任に反対しているわけではないのです。

TYTではウーピーはJustice Democratsがどういった人々かよく知らずに発言していると指摘しています。ウーピーは『The View』の司会者ですが、司会者が題材を選ぶわけではありません。題材を選ぶのは番組のプロデューサー陣です。TYTは『The View』のプロデューサー陣の事前調査が足りないと結論しています。事前調査の足りていなさそうなのは、たとえばステニー・ホイヤー議員についてです。ウーピーはホイヤーを国民を代弁する良い議員として話していますが、ホイヤーから学ぶ事といえば政治腐敗しかありません。巨額の献金を企業から受け取った結果、大幅な企業に対する減税を推進した人物です。この人物が一般的な中流家庭を代弁すると思っているのでしょうか。

ウーピーはダイアン・ファインスタイン議員の名前を挙げていますが、彼女が国民のために尽くした議員だと(不正の無い人)だと言えるのでしょうか。彼女の夫にはカリフォルニア州の不動産で不正に利益を得ている疑いがかかっていますが。

呆れるほど見当違いな意見を言わされてしまったウーピーにこそ学んでほしいものです。

参考:Dianne Feinstein’s Husband Tied To Questionable Dealings With U.S. Postal Service, Book Says

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