ビューティーコンBeautycon LA 2019でなにがあったのか?騒動を紹介

コスメ

2019年8月10日から12日までロサンゼルスで開催されていたビューティーコン(Beautycon)にまつわるニュースを紹介します。

ビューティーコンとは

ビューティーコンは、ロサンゼルスとニューヨークで毎年開催される美容業界の大規模なコンベンションです。インフルエンサーと美容・ファッション業界の企業が集まります。ロサンゼルスでは三日間開催されました。来場者数は3万人、提携ブランドは150以上と発表されています。去年は大盛況でしたが、今年のチケットは売れ残っていました。

Beautycon

Beautycon

美容YouTuber(インフルエンサー)とファンが交流できるMeet & Greetもあり、セレブや著名人が登壇するイベントも同時に会場で行われています。

運営しているのはBeautycon Media社です。CEOはMoj Mahdara。

Mojは2014年にBeautycon Mediaを起業して、同年からビューティーコンを主催しています。ビューティーコンは2019年日本に初上陸してますね。6月15日、16日の二日間渋谷で開催されていました。

何があった?

チャンネルTea Spillの動画をもとに騒動を紹介します。Tea Spillは登録者数130万人です。美容業界で起こる炎上騒動やケンカを動画にしているチャンネルです。

the truth BEAUTYCON doesn't want you to know…

今回のビューティーコンに参加した「インフルエンサー」の中には犬猿の仲の美容YouTuberがいました。イーサン(Ethan Peters)とトーマス・ハルバート(Thomas Halbert)です。

イーサンのYouTube登録者数は12万人です。

YouTube

トーマスのYouTube登録者数は50万人、Instagramのフォロワーは36万8000人です。

Thomas Halbert
just another FREAKIN beauty guru ! dont be fooled by my monotone voice im genuinely a happy person i honestly dont even know what to type in this about me do...

イーサンさんは以前トーマスに対し思いやりのない発言をしていました。当時トーマスは摂食障害で苦しんでいることを告白していました。そのトーマスに対しイーサンはこのように話しています。

「嘘の摂食障害でっち上げて、同情買おうと必死だね。トーマスはジェフリーにケンカ売って干されたから注目を集めたいだけでしょ。」

2人が不仲なのを承知していたビューティーコンはトーマスとイーサンはお互いに謝罪せよと伝えていました。謝罪をしなければ2人とも招待しない、という方針だったようです。(イベント主催側にどんな権利があってインフルエンサーに仲直りを命じるのか、という疑問の声がありました。)

結局、双方が謝罪をしないまま当日を迎えました。ところがイーサンのInstagramにはビューティーコンの会場にいる写真が投稿されます。

トーマスは、ビューティーコンが発表していた内容と違うではないか、とツイッターで抗議します。

さらに別の美容YouTuberも声を上げます。

摂食障害をバカにしたイーサンはイベントに参加し、トーマスだけ招待されなかった対応には疑問が残ります。

シアラの告発

イーサンとトーマスの対応以外にもビューティーコンでは問題が起こっています。

YouTuberのシアラ・ショルツィー(Sierra Schultzzie)も「インフルエンサー」としてビューティーコンに参加していました。YouTube登録者数は90万人です。

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シアラは2018年もビューティーコンに参加していました。2018年は普段着で、化粧に気合いを入れていなかったせいか、スタッフの対応が冷たかったそうです。

反省を生かして2019年はドレスも着て身ぎれいにして参加していましたが、またビューティーコンのスタッフに失礼な対応をされたそうです。

We Were Treated Like Absolute Garbage at Beautycon (with live footage)

1日中食事も水も与えられず、休憩もなく会場内を歩いていたので疲れきったシアラたちは、会場を後にするためカート(送迎用シャトル)を待っていました。

荷物をまとめている間に後ろにいたスタッフや「インフルエンサー」が先に乗車してしまったようです。それだけでなく、スタッフがシアラたちを見て笑っている様子まで映っています。プライバシー保護のためカートに乗っているインフルエンサーやスタッフにはモザイクがかかっています。

ビューティーコンの謝罪?

このような問題が相次いだので、ビューティーコンの主催者たちは状況説明のためライブ配信をしました。

CEOは「私たちを批判している人がいるようだが、残念である。批判はすべてフェイクニュースだ。ビューティーコンはインクルーシビティ(どのような人でも受け入れること)を重視しているのでそのようなことは起こっていない。」と非常にあいまいな話をしています。

本当でしょうか? トーマスもシアラも嘘をついているようには見えません。ビューティーコンの運営の方が怪しそうです。

ビューティーコンの元従業員の証言

Tea Spillの動画ではビューティーコンがどのような会社なのか知るために元社員に話を聞いています。さらに会社の口コミサイトGlassdoorでビューティーコンの評価を紹介しています。

驚くほど最悪な経験(元マーケティング)

大混乱と大騒動(元社員)

今まで働いた中で一番ひどい職場(元社員)

ビューティーコンで絶望(元社員)


Glassdoorのリンクはこちらです。良い評価も見られますが、元社員いわく、社員が操作のため書き込みをしているそうです。

Security | Glassdoor

長文でCEOや会社への辛辣な批判が書かれています。モラハラやいじめは日常的に起こり、CEOが気に入らない人は容赦なく解雇していたそうです。 CEOが社員を叱責することをCEOの名前から”Getting Moj’d.”と呼んでいたとも書かれています。理想的な環境とはいえませんね。

執筆時、美容チャンネル以外では騒動は取り上げられていません。シアラとTea Spillはニュース系大物YouTuberのフィリップ・デフランコに催促のツイートをしています。

ビューティーコンの謝罪

シアラが問題提起をして6日後、ビューティーコンはようやく「謝罪」しました。

ビューティーコンの謝罪ツイートは定型の謝罪方法を真似ているだけで誠意が感じられない、と厳しい意見もあります。

トーマスを侮辱したイーサンは16歳です。失言をして、思いやりに欠けるのは人間的に未熟だからかもしれません。

ビューティーコン運営側のクリエイターへの対応は今後改善されるのでしょうか。CEOはインクルーシビティ(inclusivity)を実現したいようですがその概念が本当の意味で浸透するまで相当な時間がかかりそうです(CEO本人にも)。

美しくさえあれば人間性に問題があっても構わないという業界の風潮を反映したビューティーコン騒動でした。

おまけ

美容YouTuberのパトリック・スターはInstagramでこのような投稿をしていました。

ビューティーコンはまともに組織されておらず、めちゃくちゃなイベント。ちなみに会場で撮影された動画がこちら。

お金を無駄にせず、DragconやSephoriaのような素晴らしいイベントに行くのをおすすめするよ。

パトリック・スター

パトリック・スター

Image: Michaela Magpile, The Rewired Soul, Sierra

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