Meghan RienksとThomas HalbertのYouTubeチャンネルがクラッキングに遭い解決するまで

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10年間、思い入れのある動画を公開してきたチャンネルが突然、誰かに乗っ取られたらどうしますか? 今回は登録者数50万人以上の2つの有名チャンネルがクラッキングに遭い、乗っ取られてしまった事例を紹介します。

メーガン・リンクス

YouTuberであり女優としても活躍しているメーガン・リンクス(Meghan Rienks)のチャンネルが被害に遭っていました。


メーガンはチャンネルの乗っ取りに遭った状況を説明する動画を3本投稿しています。メーガンのメインチャンネルの登録者数は200万人以上、サブチャンネルの登録者数は52万人以上でした。

こちらは2020年3月2日に公開された動画です。

my channel was hacked/stolen & they’re still uploading

内容を簡略化した時系列は以下のようになります。

  • 2019年10月、グーグルアカウントの不正侵入を知らせるメールが大量に届く。メーガンはパスワードを変更して回避したと思っていた。
  • その後、視聴者から「メーガンのメインのYouTubeチャンネルが見つからない」と指摘される。YouTubeの担当者に問い合わせる。2019年10月24日から11月末まで不毛なやりとりをして、ようやくメインチャンネルの問題は解決する。
  • 2020年1月2日、今度はサブチャンネルのチャンネル名、デザイン、動画が変更されたことに気付く。
  • YouTubeの担当者へ「サブチャンネルが乗っ取られたと訴えるメール」を送る。再び不毛なやりとりが2020年2月まで続く。その間、YouTubeの担当者はメーガン宛に「こんにちは! アレックス!」と名前を呼び間違えている1
  • 2020年2月22日、YouTubeから「サブチャンネルに特段の問題は発見できなかった」と報告を受ける。
  • 不誠実な対応に怒ったメーガンは2020年2月23日ツイートをする。
  • ツイートを見たYouTuberシェーン・ドーソンや、ジジ・ハディッドのおかげで2020年2月24日新たな担当者からメールが送られてきた。

メーガンの2020年2月23日のTwitter投稿です2

チャンネルは戻っても動画は消える

2020年3月12日に公開されたメーガンの動画です。幸いなことにYouTube内部とコネがある大物YouTuberや、セレブリティの助けをかりてメーガンは電話で対応してもらえることになりました。

it got worse (stolen channel update)

担当者に告げられたメーガンの選択肢は2つでした。

  1. サブチャンネルはメーガンの元に戻るが、動画はすべて消える。※ただし、バックアップがあるなら全動画を再び公開することは可能。
  2. 新たなチャンネルを立ち上げる。

犯人はメーガンのチャンネルを乗っ取った後、動画をすべて削除していました。担当者は「削除され30日を過ぎているのでデータの復旧はできない」と話していたそうです。

メーガンのビデオ会議

2020年4月6日に公開された最終的な報告をしている動画です。

it's done (the last hacked channel update)

動画の内容は以下のとおりです。

  • メーガンの動画を見たシェーン・ドーソンから紹介され、YouTubeの偉い人とビデオ会議をする機会を得た。
  • メーガンの動画は復元できない。
  • YouTube側は非を認め、再発防止を約束した。

メーガンより小規模のチャンネルではすでに発生していた乗っ取り問題でしたが、大きく報じられたのがメーガンだったのでシステムを改善する機会になったそうです3

トーマス・ハルバートの場合

美容YouTuberのトーマス・ハルバート(登録者数50万人)もクラッキングに遭いました。


彼のチャンネルは2020年11月19日にクラッキングに遭い、11月25日に解決しています。メーガンは解決まで半年以上を要していますが、トーマスは一週間で解決しています。

2020年11月19日のトーマスのツイートです4

トーマスは17732通のメールをやりとりした後5、ようやくチャンネルを取り戻します。

2020年12月1日に投稿されたトーマスの動画で、クラッキングに遭った理由を話しています。

My Channel was HACKED by Cyber Criminals… GRWM | Thomas Halbert

VPNの宣伝を依頼してきたビジネスメールから、指示されるままクリックしたらマルウェアが仕込まれていたようだ、と話しています。バックドアを仕掛けられ、二段階認証を解除され、パスワードを変更され、YouTubeチャンネルを盗まれてしまったそうです。

メーガンのように動画を削除されてしまう場合もあれば、トーマスのように動画は非公開になっただけでデータは残っている場合もありました。クラッキングに遭うまでの経過はそれぞれ異なります。

彼ら以外のYouTuberもクラッキングに遭う事件がときどき起こっています。人気TikTokerのディクシー・ダミリオのアカウントが乗っ取られた事件もありました。怪しいメールは開かず、強固なパスワードを使うのが大切です。

  1. アレックスは犯人の名前ではない。

  2. こちらは、シェーン・ドーソンのツイート。

  3. メーガンは要約をツイートしている。

  4. 犯人はトーマスの動画を非公開にした後、ライブストリーミングでファンドレイジングを行っていた。犯罪者は面の皮が厚いようだ。

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