YouTuberアルフィー・デイズ(Alfie Deyes)がYouTubeのCEOスーザン・ウォシッキー(Susan Wojcicki)と対談しました。対談中、アルフィーは自身の立場からある要請をしました。その内容が論争を呼んでいます。
アルフィーのメインチャンネルのYouTube登録者数は510万人、Vlogチャンネルの登録者数は380万人です。

スーザンとアルフィー
アルフィーの動画
2019年8月4日に投稿された動画です。
執筆時、スーザンとの対談動画には40%の低評価が付いています。
問題になっているのはクリエイター同士のハラスメントについて話している部分です。

表現の自由は尊重されねばなりません。人種差別や性差別となる表現がある歌もあります。こういう表現は風刺や批評やユーモアの中に含まれる場合もあります。ハラスメントの定義は非常に難しいのです。ハラスメント目的で悪質な表現をしているのか、建設的な議論をするため、よりよいコミュニティを実現するための批判なのか境目を見極める必要があります。文脈や意図で判断するべきでしょう。
現在、専門家の意見を聞きながら慎重にハラスメント対策を検討している、と話しています。

特定の人を傷つけるために動画を投稿して、金儲けしている人がいる。
アルフィーは(今まで彼の行動を逐一批判してきた)コメンタリーチャンネルはYouTubeコミュニティに悪い影響を及ぼしている。そのようなチャンネルを優遇しているYouTubeは問題だ、と話しています。
YouTubeにはコメンタリーチャンネル・ドラマチャンネル・Teaチャンネルと呼ばれるジャンルがあります。これらのチャンネルはYouTuberが問題を起こしたり、事件を起こしたり、不仲になった場合に動画を作ります。冷静な批評もあれば、炎上をあおり立てる誹謗中傷もあり、内容は様々です。
コメンタリーチャンネルの反応
アルフィーがYouTubeの害悪だと形容したコメンタリーチャンネルの反応を紹介します。
チャンネル登録者数36万人のアンジェリカ・オレス(Angelika Oles)です。
ひどい。成人男性が批判を聞きたくないからってコメンタリーチャンネルを標的にしてきた。大人になって。
dusgusting. so commentary channels are being targeted because “grown men” can’t deal with criticism. grow up. https://t.co/wO5HSb1SBd
— im a bad bitch you cant kill me 🥵 (@itsangelaa_xo) August 5, 2019
アンジェリカはさっそく動画にしています。
チャンネル登録者数42万人のHonestはこう話しています。
最悪だ。文字通り検閲にまっしぐらだよ。
this is so awful. literally pushing for censorship.
— honest (@imthehonestboy) August 5, 2019
チャンネル登録者数6万8千人のBlackWolfCompanyはこう話しています。
まともに情報収集せずコメンタリーチャンネルをどうでも良いって思ってるのはよくわかった。けど間違ったことを直すには、成長して、悪いことははっきり指摘するしかない。
I see where he is coming from with the lack of research and care with many commentary channels, but the best way to fix that is to grow up and tell them when they are wrong. If you point out a mistake it’s going to achieve a lot more than crying foul and blaming YouTube.
— BWC (@RealBWC) August 5, 2019
チャンネル登録者数4万9千人のTea By Aliの反応です。
ワオ… この負け犬はなんだ。批評を聞きたくないって? じゃネットを離れなよ。批評はどの業界でもあるよ、YouTubeだけじゃない。
Fucking wow… What is with these losers? Don’t like us commenting on stuff? Then eve the internet. Commentary is everywhere, not just youtube. https://t.co/3GsZU3wFIg
— Tea By Ali (@TeaByAli) August 5, 2019
アルフィーの過去
アルフィーは過去に配慮に欠ける言動のせいで批判されています。
2018年の6月には貧困層を茶化す言動をして批判を浴びました。

2018年8月にはエイズ記念像(Aids memorial statue)に腰掛けて写真を撮り、批判されました。(アルフィーはスーザンとの対談でLGBTQ+の話題を出していますが偽善的な印象を受けました。)

このような騒動を起こしているので、もともとアルフィーのチャンネルの登録者数は下降の一途だったようです。スーザンとの対談動画を投稿した後さらに登録者を失っています。

アルフィーの登録者数
美容YouTuberのジェームズ・チャールズもアルフィーと同様の発言をしていました。

問題を起こしがちなYouTuberほど批判される機会が多いので、コメンタリーチャンネルをうっとうしく思うのでしょう。YouTubeのコメンタリーチャンネルが、健全な文化をはぐくむための批評をしているのか、悪質な発言の温床なのか、という論争です。今後のYouTubeの方針に注目が集まります。

さっそく非収益化に
紹介したアンジェリカの動画がさっそく非収益化されました。
驚きだよ。私が投稿したアルフィー・デイズの動画が非収益化された。まったく思いもよらなかったよね???
surprise surprise my video on alfie deyes got demonetised WHO WOULD HAVE THOUGHT???
— im a bad bitch you cant kill me 🥵 (@itsangelaa_xo) August 6, 2019
Image: Memology 101 Family Alfie Deyes – YouTube’s Puppet (Interview with YouTube’s CEO)
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