アメリカスラングthrowing shadeの意味は?

英語まめ知識

Spilling teaと一緒に出てくるアメリカ・スラングにthrowing shadeがあります。

Throwing shadeはどんな意味でしょう?

どうやらshadeはLGBTQ+の文化に由来する言葉であるようです。

1990年のドラァグクィーン・ドキュメンタリー映画『パリ、夜は眠らない。』の中でドラァグクイーンのDorian Coreyはこう説明します。
“Shade is, I don’t have to tell you you’re ugly, because you know you’re ugly.”
Shadeは直接ブスって言わなくもあなたは自分がブスって分かってるわよね、って事よ。

リアリティ・ショール・ポールのドラァグ・レース内でも頻繁に出て来る用語なのでニューヨークタイムズの記者はこう解説します。「Shadeにもいろいろあります。攻撃的だったり探りを入れたりするような一瞥とか、言葉で褒めているようで実は貶していたりとか。」

ノースウェスタン大学で社会学を研究し黒人ゲイコミュニティでの侮辱の文化についての著書もあるE. Patrick Johnsonは言います。「ひどいドレスを着て部屋に入ってきた人がいて、でもひどいとあからさまに言いたくない時は、『あらまあ、見てよOooh … look at you!』と言うものなのです。」

つまり、一見褒めているようで、相手を暗に侮辱しているわけです。Look at you.は文脈や言い方で良いようにも悪いようにも聞こえるからです。(この場合は素敵なドレスね!と何て酷いドレスなの!どちらの可能性もありうる。)

暗に意思表示する形式は日本の本音と建前に近い文化も感じますね。

☟以下はtwitterで見かけたthrowing shadeを用いたものです。

個人的に好きなthrowing shadeは、

カイリー・ジェンナーをSelf-madeと表現したForbesに対してのDictionary.comのtweetです。(カイリー・ジェンナーは自己の力のみで成功したとは言いがたいですよ。)

参考:Throw shade (slang)

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